設計課長Sのつぶやき

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頭が柔らかくないといけないが・・・

2019年10月15日

頭が柔らかくないといけないが、コツコツと執着心を持って諦めないことも大事。

-吉野彰(旭化成(株)名誉フェロー)-

今、最もホットな日本人の一人
先日ノーベル化学賞を受賞された吉野彰氏の受賞会見での一言である。

記者たちの質問に、丁寧に、かつユーモラスに返すコメントの中で
私自身、この発言がとても印象に残りました。

「頭を柔軟に」と「執着心を持つ」
この、それぞれの言葉を単体で見ると
むしろ真逆の意味を持つ言葉の様に思えます。

「頭が柔らかい」つまり・・・諦めが早く、直ぐに違う視点になる
「執着心を持つ」つまり・・・頑固で頭が固い。ひとつの事に固執する

ではこの吉野氏の言葉は矛盾しているの?
そうではなく、「目的」と「手段」それぞれに対して
この両極端の思考を持ちなさいと言っているのだと思います。

「目的」に対しては成し遂げるまで、絶対に諦めない執着心を持つ。
しかしその「目的」を達成する為の「手段」においては
『今試している方法は間違っているかもしれない』
『違う角度から見つめ直してみてはどうか?』
そういう柔軟性を持たなければいけないと。
そのことを、実に鮮やかに表現されたと感じました。

この言葉を聞いた時に私の頭の中に『ある釣り人』が浮かび上がりました。
私自身は釣りをしませんが、釣り好きの知り合いからこんな話を聞いた事があります。

『釣りの上手な人はコロコロ釣り場を変えるんだよ。
釣れない場所に執着する人は釣りには向いていない。
もちろん事前にしっかり時間をかけてリサーチした「釣り場」を諦めるのは悔しい。
でも、それは「釣りたい場所」であって「釣れる場所」ではない。
目的はあくまで「魚を釣ること」であって
「釣りたい場所に釣り糸を下げること」ではない。
「釣りたい」という目的を達成させる為の「手段」として
釣れそうな場所をリサーチした。でもそれが、理由はどうあれ“外した”のであれば
サッサと違う場所へ移動するべき。これが釣りのコツ。』

『目的』には頑固に執着し、
成し遂げるための『手段』は柔軟に多方面からアプローチを試みる。
ビジネスシーンにおいても、大いに役立ちそうなコツですね。

ここでつぶやく内容はあくまで“S”本人の主観であり、個人的な想い入れであり、非常に勝手な解釈による「つぶやき」です。
会社の運営や経営方針、経営者の見識などを反映するものではありません(笑)

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